ヘッドスパ専門店の独立前も含め、脱毛症の悩みに向き合ってきて、15年以上。
残念ながら、脱毛症に育毛剤が効いたと感じた事は一度もありません。
医薬品も含め、育毛剤の目的として
などが挙げられます。
脱毛症の原因は、カラダの内側にある為、外側からの育毛アプローチには、あまり効果が出てこないのが現状です。
また、そうやって無理やり成育を促して生えてくる髪は、チリチリのくせ毛となって生えてくる事が多く、その髪もまた、成長曲線にのらないまま、脱毛していくサイクルを繰り返します。
その為、脱毛症治療に育毛剤は必要なく、外部からのアプローチとしては、ミネラルを中心とした頭皮用保湿ローションで、頭皮環境を整えていれば、十分です。
脱毛症の方を頭皮をスコープで見てみると、毛根自体は存在しており、自身の免疫反応により、髪をちぎってしまいます。
つまり、毛根自体は存在し、生えようとしている活動があります。恐らくそれは、毛穴の中でも同様の事が起きています。
この為、育毛剤を使っても意味がないのです。
私は、これらの画像を診ていたので、脱毛症は、カラダの中からの方が変えられるのではないか?そう思うようになりました。
ヘッドスパを仲間に託し、私が辻式脱毛症研究所を立ち上げたのも、これらが理由でした。
尚、脱毛症は、老化による薄毛やAGAなどと比べると、原因が特定できさえすれば、急激に治っていく可能性があります。
東洋医学と西洋医学の違いとして、東洋医学は、症状ではなく病人、つまり人に目を向けています。
西洋医学は、症状に目を向けています。
分かり易い例で言うと、頭痛です。
例えば、頭の筋肉が凝り固まり、緊張性の頭痛を引き起こした場合、漢方では、体力や体質などを診断し、痛みが出ない体質にする事をサポートします。
一方で、西洋医学では、痛みを感じさせない処方を考え、実際には痛みがある症状に変わらない中で痛みを感じない様にするサポートをします。
一概にどちらかだけが正しいという訳ではありません。
しかしながら脱毛症に関して言えば、カラダの内側に何かしらの不調を来している為に起きていると考える方がシンプルです。
体力や体質に合わせた漢方を専門医に処方してもらう事は改善へのサポートにつながる期待はできます。
免疫育毛法を2回行っても脱毛症が改善されない場合は、併用も選択肢の一つですが、体力や体質を無視した漢方治療は、副作用もある為、必ず専門医に診てもらう事が大切です。
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