カラダの内側から、髪を考える

カラダの内側から
髪を考えるラボ

理容師/美容施術家/辻 敦哉

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円形脱毛症、全頭脱毛症。病院にも行った、薬も使った。それでも変わらなくて、ほかに何かないのかと探している。あるいは、薬や治療とは別の道を、まず知っておきたい。そうやってたどり着く方が、ここには多いように思います。

このラボは、「治します」とは言いません。何かを売り込むこともしません。そして、定期的に通っていただく場所でもありません。

やることは、シンプルです。一度、じっくりお話を聞きます。食べているもの、眠り方、毎日の暮らし。その人の生活を一緒にたどって、「ここを、こう変えてみましょう」を、できるだけ具体的にお渡しします。

あわせて、辻が10年以上続けてきた、身体のバランスに着目した整体と、皮膚から使う漢方オイルで、日々のコンディションづくりをサポートします。

100年前と今とでは、食べるものも、暮らし方も、ずいぶん変わりました。その変化は、身体のあちこちに、いろいろな形であらわれます。髪にあらわれることも、頭の表面だけの話ではなく、身体の内側とつながっているのではないか。このラボは、その問いから始まっています。

答えを持っている場所ではありません。わからないことは、わからないまま。それでも、困って探している方の、行き着く先のひとつになれたら——そう思って続けています。通い続けてもらうためではありません。むしろ逆で、その人が自分の暮らしを見直すための「きっかけ」をつくるのが、このラボの役目です。

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毛は、身体を守るために
生えてきた

そもそも、私たちの毛は、身体を守るために生えてきたものです。

まゆ毛は、額から流れる汗が目に入らないように。まつ毛は、目にゴミが入らないように。鼻の毛は、ほこりを吸い込みにくくするために。髪の毛は、強い日ざしや、急所である頭を守るために。場所ごとに、ちゃんと役目があって生えています。

だとすれば、です。

本来、身体を守るためにあるはずの毛が、ごっそり抜けてしまう。私はそれを、ただ頭で起きている出来事としては見ていません。身体が、髪よりも先に向き合うべき何かを抱えているように見えるのです。

抜けた場所だけを見ても、たぶん答えは出ません。見るべきは、その毛を手放すことになった、身体のほうではないか。私は、そこから考えています。

このラボが
すること

来ていただくのは、基本的に二度です。

一度目に、時間をかけます。いつ頃から気になりはじめたか、毎日どんなものを食べているか、眠れているか、どんな働き方をしているか。髪のことだけを聞くのではなく、その人の暮らしを、ひととおりたどっていきます。たいてい、ご自分では「ふつう」と思っていたところに、いくつか引っかかりが見えてきます。

そのうえで、「ここを、こう変えてみましょう」を、できるだけ具体的にお渡しします。「身体にいいものを食べましょう」では、家に帰ってから何も変わりません。朝のこれをこうする、この飲み方をこう変える——その人の生活に、そのまま乗せられる形にして持って帰ってもらいます。

あわせて、辻が10年以上続けてきた、身体のバランスに着目した整体と、皮膚から使う漢方オイルで、日々のコンディションづくりをサポートします。外から塗るもの、身体の使い方、そして毎日の食と生活。この三つを、ばらばらではなく、ひとつの流れとして組み立てます。

二度目は、数か月ほどあけて、その後どうなったかをうかがい、必要なところを微調整します。やってみて初めて見えてくることがあるからです。

辻敦哉 画像

相談・記録・
頭皮ケアの考え方

相談に来ていただいても、「原因はこれです」と、ひと言で言い切ることはしません。正直なところ、身体のことは、そんなにかんたんに切り分けられないからです。

代わりに、いまの暮らしと、いまの身体の様子を、一緒に見ていきます。「ちゃんと食べてるつもりなんですけど」とおっしゃる方の一日を書き出してみると、朝はコーヒーだけ、昼は急いで麺類、ということがよくあります。責めているのではありません。そこに、髪とつながっていそうな糸が見えてくることがある、という話です。決めつけずに、たどっていく。

記録を残すのも、同じ理由です。今日いちにちの印象だけでは、見えることはわずかです。続けて見ていくうちに、「ここは動いた」「ここは変わらない」が、すこしずつ浮かんできます。時間をかけないとわからないことが、髪にはあります。

ここで見ているのは、あくまで身体の内側からの観察です。何かの代わりになるものではありません。様子によっては「それは医療機関へ」とお伝えすることもあります。順番を間違えないこと。そこは、いちばん大事にしています。


円形脱毛症・全頭脱毛症を、
私はこう見ています

円形脱毛症は、ある日とつぜん、髪が円く抜ける。それが頭全体に広がれば全頭脱毛症、まゆ毛やまつ毛、体の毛にまで及べば汎発性脱毛症と呼ばれます。

医療の場では、自分の身体を守るしくみの乱れと関連づけて語られ、多くの場合「はっきりした原因はわからない」とされます。診断と治療は、医療の仕事です。私はそこと張り合うつもりはありません。

ただ、私が向き合っているのは、その「原因はわからない」と言われた、その先です。

脱毛で悩む方を多く見てきて、確信していることがあります。それは、脱毛は「頭の表面の出来事」ではなく、「身体全体からのサイン」だということ。同じ円形脱毛症でも、その人の身体の中で起きていることは、一人ひとり違います。だから、抜けた場所に何かを塗って終わり、という見方を、私はしません。

世間では、脱毛は「隠すもの」「いずれ自然にどうにかするもの」と思われがちです。でも現場で見ていると、そんなに単純ではない。身体がはっきり何かを訴えているのに、頭のことだけに気を取られて、肝心の身体を放っておいている——そういう方が、とても多いのです。

「原因不明」と
言われたあとに、
見ているもの

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医療で「原因はわからない」と言われ、行き場をなくした方を、たくさん見てきました。でも私には、現場でくり返し見えてきた手がかりがあります。

たとえば、脱毛がはげしい方の中に、風邪でもないのに微熱だけが続いている方が、何人もいました。たどっていくと、共通して、首の付け根がひどく凝り固まっている。私はこれを「首コリ」と呼んでいます。首の付け根の強いこわばりと、微熱のような不調感が重なって見える方がいたのです。私自身も、同じような微熱を経験しました。

世間ではあまり、脱毛と首コリを結びつけて語りません。でも、長く現場で見ていると、そこに手がかりが見えることがあります。自分ひとりで探していたら、まずたどり着かない。これが、何千人と向き合ってきた者だからこそ言える視点だと思っています。

そのうえで、ひとつ、シンプルなことを問います。

整っている身体と、どこかにしんどさを抱えた身体。同じことをするなら、どちらのほうが、いい方へ向かいやすいでしょうか。多くの方は、前者を思い浮かべるはずです。

だったら、まず「いまのしんどさ」のほうから、見直してみませんか。髪だけを追いかけるのではなく、身体の側から考える。遠回りに見えて、私はこれが、いちばんまっすぐな道だと思っています。

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このラボで扱うこと、
扱わないこと

「いいと言われるものは、一通り試したんです」。そう話す方は、少なくありません。手は尽くしている。それなのに、思うようにいかない。その戸惑いを抱えて、たどり着く方が多いように感じます。

このラボが見ているのは、その「一通り試した、その先」です。場所でいえば、頭の表面ではなく、もう少し奥。何を食べているか、眠れているか、身体の中でいま何が起きているか。髪にあらわれることは、その内側の状態と、どこかでつながっているのではないか。そこを起点に考えます。

ですから、頭皮そのものに手で触れていくケアは、ここでは扱いません。それは別の場所の役割です。このラボが立っているのは、もう一歩手前——食べること、暮らすこと、身体の状態の側です。

そして、扱わないことを、もうひとつ、はっきりさせておきます。ここは病院ではありません。診断もしませんし、何かを治すと約束する場所でもありません。気になることがあるときは、まず医療機関にかかってください。医療と張り合うつもりは、まったくないのです。

このラボができるのは、医療にかかったうえで、それでも何か手がかりを探している方と、いまの暮らしを一緒に見直すこと。そこから、その人が自分で立て直していくための、きっかけをつくることです。

答えを売る場所ではありません。わからないことは、わからないまま。そこも含めて、髪と身体のつながりを確かめていく。それが、このラボのやっていることです。

急ハンドルを
切らない

脱毛のことで頭がいっぱいになると、人は焦ります。あれもやめなきゃ、これも足さなきゃ。一日のうちに、いくつも生活を変えようとする方を、たくさん見てきました。

気持ちは、痛いほどわかります。でも、ここでひとつだけ、覚えておいてほしいことがあります。

髪は、急には応えてくれません。

今日していることが、いいことであれ、よくないことであれ、それが髪のあらわれ方に出てくるまでには、時間がかかります。だから、結果が見えないからと、昨日変えたことを今日また変えて、明日また別のことを試して——とハンドルを切り続けると、自分が何をしているのか、わからなくなってしまいます。

脱毛と向き合うときに、大切にしたいのは、急ハンドルを切らないこと。ゆっくり、一つずつ。変えたことが身体に届くのを、待つ時間も込みで考える。そういう向き合い方のほうが、結局は、自分の身体で何が起きているかが見えてきます。

このラボが、一度しっかり時間をかけて、そのあとは自分のペースで、とお伝えしているのも、同じ理由です。焦って何度も通うより、腰を据えて、ゆっくり続けるほうがいい。髪のことは、そういうものだと思っています。

話を聞く、
ということ

相談に来ていただいても、「原因はこれです」と、ひと言で言い切ることはしません。正直なところ、身体のことは、そんなにかんたんに切り分けられないからです。脱毛のことなら、なおさらです。

その代わり、一度の時間を、できるだけ深くまで使います。

世の中に出回っている「髪にいい習慣」を、ここでなぞるつもりはありません。水を飲みましょう、よく寝ましょう——そういう、調べれば誰でも行き着く話なら、わざわざここに来ていただく意味がない。

このラボにあるのは、脱毛で悩む方と、人数も時間もかけて向き合ってきたからこそ見えてきた、別の角度です。多くの方の話を聞いていると、一見、髪とは関係なさそうなところに、同じような引っかかりが繰り返しあらわれる。自分ひとりで探していたら、まずたどり着かなかったであろう視点。そこを手がかりに、その人の暮らしと身体の状態を、一緒に整理していきます。

そして、見えてきたものを、「ここを、こう変えてみましょう」という具体的な形にして、持って帰ってもらいます。家に帰ってから「で、何をすればいいんだっけ」とならないところまで、一緒に決める。それが、一度の時間でやることです。

あとは、すぐに答え合わせをしようとしないこと。変えたことが身体に届くには、時間がかかります。数か月たって、その後どうなったかをうかがい、必要なら微調整する。ゆっくりした歩みで、ちょうどいいのです。

ここで見ているのは、あくまで身体の内側からの観察で、何かの代わりになるものではありません。様子によっては「それは医療機関へ」とお伝えします。順番を間違えないこと。そこは、いちばん大事にしています。

免疫育毛法®
について

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「免疫育毛法®」という名前を、どこかで目にされたかもしれません。

これは、長く現場で多くの方と向き合うなかで見えてきた、その考え方につけた名前です。登録商標です。何か特別な機械や、決まりきった手順のことではありません。先ほどお伝えしたような、身体の内側から脱毛をながめ直す——その見方の全体に、名前をつけたものだと思ってください。

正直に言えば、名前というのは、ひとり歩きします。強そうな名前ほど、いらない期待をふくらませてしまう。それは、このラボがやろうとしていることと、逆の方向です。

ですからこのページでは、名前と、その立ち位置をご紹介するところまでにしておきます。中身は、その人の身体の様子をうかがいながら、一度の時間のなかで、具体的にお渡ししていくものです。看板の言葉より、目の前のあなたの身体のほうが、ずっと大事だと考えています。

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事例や写真に
ついて

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このラボでは、事例や経過の記録を載せることがあります。

ただ、それは「同じようにすれば、同じようになります」という見本ではありません。身体の様子も、暮らしも、抱えているものも、人によって違います。ある方に見えた変化が、別の方にそのまま起きるとはかぎりません。ひとつひとつは、その人の、その時の記録です。

ですから、もし写真や記録を目にされても、「自分も必ずこうなる」とは、どうか受け取らないでください。そういうお約束ができる場所では、ないからです。脱毛のことで、期待してはしぼむ、をくり返してきた方ほど、安易な見せ方には、もう疲れているはずだと思います。

ここに載せるのは、確かめられたこと、きちんと説明できることだけです。身体の内側から脱毛をながめ直すと、こういう見え方をすることがある。その一例として、見ていただけたらと思います。

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Information

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