〇〇を使ったら抜け毛が一気に増えた!は嘘

※これからご説明するのは、重大なアレルギーや脱毛症を除いておりますので、ご承知ください。

 1日に抜け毛本数は50本~100本とも言われますが、毎日同じ本数が抜けるわけではありません。特に女性は、ホルモンバランスや月経周期にも左右され、同じ月の中でも、抜け毛の多い周期と少ない周期を繰り返しています。

よく、育毛剤やシャンプーなどのレビューで、『〇〇を使ったら、抜け毛が一気に増えた』『〇〇を使ったら抜け毛が減った』といったコメントを目にしますが、本当にそれは信憑性のある内容なのでしょうか?

たった数回、数日使っただけで、抜け毛が一気に増えたり、抜け毛が減ったりすることはあるのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。

 

商品を製造・販売するためには厳格なルールが定められているため、化粧品・医薬部外品・医薬品などを使用した際、抜け毛が一時的に減るということはあっても、髪の毛が一気に抜けるということは、まず有り得ないのです。

先ほどもお伝えしたとおり、抜け毛は安定していないものなので、いつもよりも抜け毛が多いと感じた時には、どうしてもなにかのせいにしたいという気持ちもわかる気がします。しかし、短期間『〇〇を使っただけで、抜け毛が一気に増えた』ということは、基本的にはあり得ないのです。

 

これは大手通販サイトの口コミだけではなく、育毛剤やシャンプーを専門に扱っているブログ等の記事についてもいえることです。大切なのは、それがどのぐらい使用して書かれた内容なのかということですが、それはわかりませんよね。

なぜ、短い期間の使用で髪が一気に抜けることがないと断言できるのか。

それは、商品を製造・販売する上での責任や、製造工程・原材料の基準等を知ることで、皆さんにも納得し、安心していただくことができるのではないかと思います。

もしも、何か商品を変えて、一気に抜けたのかも?とクヨクヨしていたら、それは有り得ませんので落ち込まないでくださいね。

 

原料登録されているのは、全て安全が確認されている原料です

ヘアケア商品は、化粧品原料、医薬部外品原料、医薬品原料に登録されている原料のみを使って作られています(中には例外もあるのですが、特殊なケースですので、ここでは触れません)。

食品と比べて、化粧品は効能を求めて購入されることが多いため、ある意味では、食品原料の登録よりも、化粧品原料の登録の方が、安全面や品質基準が厳しいとも言われています。

現在、日本の法律では、重大なアレルギーや肌トラブルを引き起こす商品を出してしまった場合、『製造販売元』が、全ての責任を負わなければならないと定められているため、製造販売業者においては、製造工程での菌検査や温度検査など、非常に厳重な安全管理・品質管理がなされています。

そのような厳重な管理体制のもと、安全な原料のみで作られた化粧品の中から、少しの期間使用しただけで一気に髪の毛が抜け落ちるような危険な商品が出てくるはずがないのです。

 

全てのヘアケア商品が安全なものなら、なぜ辻さんは自然派をすすめるのですか?

このような質問へお答えするには、ヘアケア商品や化粧品よりも、食品で例えた方が分かりやすいかもしれません。

ご家庭でもよく食べられている食品の中でも、特に食品添加物が多いなぁと思う食べ物にソーセージがあります(無添加のソーセージもありますが、皆さんが日頃食べているような身近なソーセージとは、歯ごたえや味が違うものになります)。

ソーセージは、私も好きな食べ物です。

今回、食品添加物が多い食品のひとつとして挙げたソーセージですが、大食い王のようなフードファイターたちが一度にたくさんのソーセージを食べても、直ちに害があるという物ではありません。

それはソーセージだけではなく、一般的にあまり健康によいとは考えられていない、カップラーメンやインスタント食品でも同じです。

ソーセージ、カップラーメン、インスタント食品。どれも食品添加物が多いことに違いはありませんが、食べればすぐに健康を害するものではありません。その理由は、あらゆる食品・食品添加物は、国際的な機関によって無害であると確かめられた量(無毒性量)を基準として、その範囲内で製造されているためです。

 

 

食品添加物であれば有無を言わさず否定するような、基本的な知識に欠けた過剰な配信をしている方々も実際にはいらっしゃいますが、少し調べれば、現在日本で販売されている食品については、直ちに害が出るような粗悪なものはないということがわかるはずです。

それではなぜ、添加物や化学物質をなるべく避けるように注意を呼びかけ、正しい知識を広げようと、啓蒙する業界人・知識人が後を絶たないのでしょうか?

私もその一人です。

その理由は、先ほどお伝えした国際的な機関が無害であると確かめた量について、公表された情報に果たして信憑性があるのかどうか、疑問を持っているからです。

これまでにも基準値が突然変わったケースや、今まで大丈夫だとされていた成分に発がん性が確認されたと発表された事例もありました。

そのため、現段階で安全だと言われている安全量でも、いつその基準が変わるかはわかりません。

公に発表されている情報だけを鵜呑みにして、「国際的な機関によって安全が確認されているから、たくさん食べても大丈夫!」「健康面でのリスクは心配せず、毎日消費しよう!」という発想にならないように、情報を配信しています。

これと同様に、化粧品登録されたシャンプーやリンス、育毛剤やスタイリング剤等のヘアケア商品をある一定期間使用しただけで、一気に髪が抜けるということは有り得ません。

美容院で使用するパーマ液やカラー材など、頭皮への刺激が明白な商品の中には、美容師さんの肌荒れの原因になっているものもありますが、そういった商品でさえも、たまに使用する程度であれば、毛髪が一気に抜けるということはありません。

美容院としても、お客様の髪の毛が抜け落ちてしまう可能性があるほど危険な商品を、どうして安心して使用できるでしょうか。そのようなことは有り得ないのです。

 

そのため、家庭で利用するようなシャンプーや養毛剤については、仮にどれほど粗悪な商品であったとしても、一定の基準を満たしており、使用によって髪が一気に抜けることはありません。

ただし、一気に抜けることはないとしても、粗悪な商品には弱い脱毛作用のある成分が含まれている恐れがあり、使い続けることによって髪の毛が少なくなったり、弱ってしまったりする可能性はゼロではないと考えています。

そのため、髪の毛を大切にしたいと思うのであれば、安心して使える安全な商品、化学的な合成原料よりも自然な原料から作られた商品を選ぶことが重要であるとお伝えするために、情報配信をしているのです。